竹久夢二、幻の名画《アマリリス》を東京初公開！「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」
竹久夢二の幻の名画《アマリリス》が、ついに東京で初公開されます。
東京都庭園美術館で6月から開催される「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」では、
初公開の作品を含む約180点の夢二作品が展示されます。
この展覧会の見どころや、夢二の魅力をたっぷりとご紹介しますね。
展覧会情報
「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」が東京都庭園美術館にて開催されます。
期間は2024年6月1日(土)から8月25日(日)までです。
会場は本館と新館の両方を利用し、東京都港区白金台5-21-9に位置しています。
開館時間と休館日
展覧会は毎週月曜日が休館日ですが、
7月15日（月・祝）と8月12日（月・祝）は特別に開館し、
代わりに7月16日（火）と8月13日（火）が休館日となります。
開館時間は10:00から18:00までで、入館は閉館の30分前までとなっています。
観覧料と予約方法
観覧料は以下の通りです。
オンラインによる日時指定予約が必要ですが、
ドレスコード割引を利用する場合は予約不要です。
- 一般：1,400円（1,120円）
- 大学生：1,120円（890円）
- 中学生・高校生：700円（560円）
- 65歳以上：700円（560円）
ドレスコード割引とは？
ドレスコード割引とは、着物で行くと
当日券を１００円引きで買えるという割引サービスです。
チケットカウンターにて割引を利用したい旨を伝えてください。
着物を着られる方は、ぜひ利用したいですね。
注意事項は、以下の通りです。
割引は当日券にのみ適用され、ドレスコードを着用しているご本人のみが対象です。
チケット購入後に割引を適用することはできず、他の割引との併用もできません。
また、フラットデーである7月10日（水）と7月24日（水）には、この割引は利用できません。
YUMEJI展の巡回予定
岡山：夢二郷土美術館
会期：2024年9月7日（土）～12月8日（日）
大阪：あべのハルカス美術館
会期：2025年1月18日（土）～3月16日（日）
この他にも、富山など全国5～6館を巡回予定です。
竹久夢二の新たな魅力を発見！
それでは、竹久夢二について少しご紹介します。
1884年に岡山県で生まれた夢二は、正規の美術教育を受けずに
独学でその独特な画風を確立しました。
彼の美人画は「夢二式」と称され、
大正時代を象徴する芸術家として広く知られています。
また、グラフィックデザイナーとしても活躍し、
本や雑誌の装丁、衣服や雑貨のデザインなど、生活の中に美を取り入れることに努めました。
今回の展覧会では、長年行方不明となっていた
《アマリリス》が東京で初公開されます。
この作品は1919年に描かれ、福島県での展覧会に出品された後、
東京の「菊富士ホテル」の応接間を飾っていました。
しかし、1944年のホテル閉館後に所在不明となり、
最近になってようやく発見されたのです。
この《アマリリス》のほかにも、滞米中に描かれた《西海岸の裸婦》や
貴重なスケッチ帖など、初公開の作品が多数展示されます。
次に、夢二の油彩画家としての一面に迫ってみましょう。
初公開の油彩画とスケッチブック
竹久夢二といえば、美人画やグラフィックデザインで有名ですが、
彼の油彩画も素晴らしいことをご存じでしょうか。
今回の展覧会では、夢二の油彩画家としての一面に注目し、
貴重な作品を多数展示します。
特に《アマリリス》や《西海岸の裸婦》は、
夢二の油彩画家としての才能を感じさせる作品です。
また、夢二が晩年に欧米各地を旅した際のスケッチブックも初公開されます。
1931年から約2年間、アメリカやヨーロッパを巡った夢二は、
その時代のモダンな芸術と都市文化に触れ、多くのインスピレーションを得ました。
これらのスケッチブックには、夢二の旅の足跡や彼が感じた
異国の風景が生き生きと描かれています。
次に、夢二の作品が展示される東京都庭園美術館について詳しく見ていきましょう。
東京都庭園美術館で楽しむ夢二の世界
東京都庭園美術館は、1933年に朝香宮家の自邸として建設されました。
美しい装飾が施されたこの邸宅は、まさに「暮らしの中の美」を体現しています。
夢二が追求した生活空間と美術の融合を感じるには最適の場所です。
本展では、夢二の作品がこの美しい邸宅空間の中で展示され、
より一層その魅力を引き立てます。
特に、夢二が設計に関わった「どんたく図案社」の企画や
「榛名山美術研究所」の建設など、彼が生涯をかけて追求した
「暮らしの中の美」を感じることができます。
この展覧会は、夢二の生涯と作品を新たな視点から楽しむ絶好の機会です。
ぜひ、足を運んでみてください。
次に、まとめとして今回の展覧会の魅力を振り返りましょう。
まとめ
今回の「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」では、
竹久夢二の幻の名画《アマリリス》をはじめ、初公開の油彩画やスケッチブックなど、
貴重な作品が多数展示されます。
東京都庭園美術館の美しい邸宅空間で、
夢二の「暮らしの中の美」を感じることができるこの展覧会は、
アートファン必見です。
ぜひ、足を運んでその魅力を堪能してみてください。
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