マイナンバーカードはご存知ですよね。
日本の制度で、個人番号を持ったカードのことです。
税金や社会保障の手続きを簡単にするために作られましたが、最近は問題があるという声がだんだん大きくなって来ています。
その問題に反対する人たちが、マイナンバーカードの返納運動をしています。
ニュースにはあまりなりませんが、SNSではたびたび”返納運動”がトレンドに入ります。
マイナンバーカードの問題点
返納運動の人たちは、マイナンバーカードについてこんな問題を指摘しています。
- 個人情報が漏れる可能性が高い:カードには個人の情報が詰まっているから、不正アクセスや情報漏洩のリスクがあるって心配しています。
- 発行や更新の費用が無駄:カードの発行や更新にはお金がかかるんだけど、それが無駄遣いだと思感じてしまいます。
- カードの効果があまりない:普及率が低くてあまり使われていないから、手続きが簡単になるって本当に効果があるのか疑問です。
- 強制されるかもしれない:今は自由意志でカードを使うかどうか選べるけど、将来的には強制されるかもしれないって心配もあります。
- 国民の監視や管理が強まるかも:カードを使うことで、個人の行動やプライバシーが制約されるんじゃないかって不安がよくきかれます。
これらの問題は、マイナンバーカード制度が始まった時から話し合われてきたけど、政府の対策や説明が足りないという批判が多いですね。
マイナンバーカードの返納方法・やり方
マイナンバーカードのサイトをみても、返納方法については詳しく書いてありません。
通知カードについての情報はあるのですが、意図的に隠されているのでしょうか?
デジタル庁のこういう対応が余計な不安を煽るのではないでしょうか?
カードを返納するには、以下の手順でできるようです。
・マイナポータルから口座情報と利用者登録を削除
・お住まいの地域の市役所などへいき、個人番号カード返納届と電子証明書失効申請書を提出します。
・窓口で穴あけ処理してもらい、証明書をもらう
有志の方が、SNSで返納方法を紹介されています。
マイナンバーカードを返却するメリット・デメリット
不安になってマイナンバーカードを返却しようと思っても、メリットとデメリットを確認しておきたいですよね。
デメリット
カードの便利な機能やサービスが利用できなくなる。
例えば、オンラインでの手続きや申請、公的個人認証サービス、マイナポイント制度などが使えなくなります。
また、カードに記録された電子証明書やICチップも無効になります。
運転免許証などがない場合は、顔写真付きの身分証明書がなくなる。
これは人によりますが、子供やお年寄りの場合、身分証明書として使いたいときに、顔写真付きのものがある方がスムーズな場合があるためです。
カードの再発行には手間や費用がかかる。
カードを返納した後に再びカードを申請する場合は、通常の申請と同じように必要書類や写真を用意し、役所に行って手続きをしなければなりません。
また、カードの再発行には1,000円の手数料がかかります。
メリット
カードの紛失や盗難、不正利用などのリスクがなくなる。
カードには個人情報や生体認証などの重要なデータが含まれています。
そのため、カードがなくなったり、第三者に使われたりすると、個人の権利や利益が侵害される可能性があります1。カードを返納することで、このようなリスクを回避できます。
カードに反対する民意を示せる。
マイナンバーカードは、個人の情報や資産を国が管理することになります。
これには、プライバシーや自由の侵害、社会保障費の削減などの懸念があります。
カードを返納することで、このような制度に反対する民意を示せると思い活用している方が増えています。
返納後にトラブルがあった場合、賠償請求出来る可能性がある。
マイナンバーカードを返納後に個人情報の流出などがあった場合、自分のせいではない可能性が高まるので、賠償請求ができるのではないか?と考える人もいるようです。
こればかりは、そのときにならないと分からないですね。
ただし、マイナンバーカードを返納したからといって、自分に紐づいたマイナンバーが無くなるわけではないので、注意してください。
カードを返納する前には、十分にメリットとデメリットを比較検討することが必要です。
マイナンバーカードの返納運動の現状と展望
返納運動は、2020年に始まってずっと広がっています。
最初は少数の団体や個人が参加していましたが、最近はネットやSNSで広まって、全国各地で参加者が増えてきました。
特に、政府のずさんな対応が明るみにでることが増え、反対派が増えました。
マイナンバーカードの返納運動は、政府にカード制度の見直しや廃止を求めています。
でも政府はまだ制度を進めるつもりで、考え方の違いが埋まる日は来るのでしょうか?
これから返納運動はどうなっていくのか、注目していきましょう。
コメント